右眼に特殊なフィルターレンズを装着しています。 右眼と左眼の印象が大きく違うので、通常の融像ができません。 当店は、それを利用して、丁寧に眼位の測定をしています。 |
眼球は外界の情報を集める役割で、両眼からの情報を融像して、ハッキリ見えさせるのは脳の役割です。 つまり、「脳で見ている。脳で感じている」ということです。 |
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右眼と左眼の連動がよくないと、眼と脳の関係が悪くなり、脳は眼からの情報を拒絶することがあります。 これが「抑制」です。 |
遠視とは、眼が全く調節を行っていない(例えば無限遠方を見ている)ときに、眼に入る平行光線が網膜より後に結像してしまう状態をいいます。 この状態では、ものがハッキリと見えませんので、調節機能で焦点を網膜上にもってくるようになります。 常に毛様筋を使い眼が緊張しているため、眼が疲れやすくなります。 5メートル視力表での視力測定の結果がいいから正視だと勘違いしている人もいるようですが、視力1.2以上の人の中には、正視の人の他に遠視の人もいるので注意が必要です。 |
●正位 無限遠方を見ているときは、両眼の視線がほぼ真っ直ぐ正面に向いています。 両眼とも網膜の正常な位置に結像します。 斜位が強いか、斜位量に比較して融像力が弱いと。 ↓ 外眼筋の緊張だけでは、両眼視が困難となる。 ↓ 複視が生じる。 ↓ 脳は、複視を嫌うので抑制をする。 ↓ 斜位から斜視になる。 ↓ 斜視になると、眼位異常は顕在します。 ●外斜視 無限遠方を見ているときに、片眼は外側を向いています。 片眼が網膜の正常な位置に結像することができません。 ●内斜視 無限遠方を見ているときに、片眼は内側を向いています。 片眼が網膜の正常な位置に結像することができません。 |
眼球運動をつかさどる筋肉を「外眼筋」といいます。 外眼筋は、4つの直筋と、2つの斜筋で構成されています。 内直筋が、主に内転および輻輳運動を行う筋肉で、眼筋の中では一番大きく、その作用も外直筋よりも強いです。 外直筋の作用は、内直筋に比較して弱いです。それで、内斜位のほうに問題が起きやすいです。 上下筋は、さらに弱いです。上下斜位のあるかたは、正常な眼球運動が阻害される確率が高くなります。 |
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19 外直筋 20 内直筋 21 上直筋 22 下直筋 23 下斜筋 24 上斜筋 正常な両眼視機能は、両眼の眼球運動が正常に働くことが条件です。 |
こちらの本には、子供の近見視力について詳しく書かれています。 近見視力検査視標が付属されていますから、お子様の近見視力を確認してください。 高橋ひとみ著 農文協 1,200円 |
・両眼とも正視で、 右眼と左眼の網膜に、同じようなキレイな像が映っていると、融像しやすく、抑制も起こりにくくなります。 | |
右眼 正視 右眼に映る像は、遠見も近見もキレイに映っています。 左眼 正視 左眼に映る像は、遠見も近見もキレイに映っています。 |
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・ 遠視は、近見視力が不良になりやすいです。 特に、遠視性の不同視では、遠視の強いほうの眼が弱視になることがあります。 抑制しないためには、早期対応がカギです。 |
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右眼 弱度の遠視 右眼に映る像は、調節力をつかってピントを合わしています。 左眼 中度〜強度の遠視 左眼に映る像は、遠視度が強くて、調節力をつかってもピントが合っていません。 |
■抑制除去トレーニング | |
・ 右眼と左眼に特殊なフィルターレンズを掛けます。 |
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・ フィルターレンズを通して、特殊なパネルを見ます。 |
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・プラスチックの玉を通した3b程の長さのひもでするトレーニング。 輻輳力のトレーニングや、抑制除去、両眼のチームワークトレーニングができます。 眼球運動 |
・ 抑制の検査 バゴリーニ線条レンズ法 日常視に最も近い環境において検査ができるため、その検査結果の信頼性が高い。 |
抑制について | |
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事例1遠視で内斜位のかた | |
事例2 近視で内斜位のかた | |
事例3 近視で外斜視のかた | |
事例4 近視で交対性斜視のかた | |
事例5 間歇性抑制のかた |
抑制2へ |
浜田 清の知恵へ |
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