フレネル膜20△プリズムでの見え方 |
R Sー2.50D C−0.50D Ax10 5△B.O. L Sー1.75D C−0.75D Ax110 5△B.O. の度数で、入れた場合、 普通フレームとウスカルフレームの緑厚と重量の違い。 (レンズは屈折率1.5素材、プラスチックレンズでの計算です) |
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55□15サイズの普通のフレーム 右 最大緑厚 8.4mm 左 最大緑厚 8.3mm 重量 右 7.8g 左 7.8g |
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43□23サイズのウスカルフレーム 右 最大緑厚 6.4mm 左 最大緑厚 6.4mm 重量 右 4.1g 左 4.1g |
・ カバーテスト 眼位ズレの検査に用いています。 斜位があるのかどうか 斜位なのか斜視なのか 眼位ズレの方向は など、カバーテストは*両眼視の状態や異常を知る上で欠くことのできない検査です。 斜視、斜位のズレ量などもある程度わかります。 |
斜視と斜位の違い | ||
・斜視 眼位(外観) 眼位異常が顕在しています。見た目にもかなり顕著な眼位異常が見受けられます。 両眼視機能 両眼視の異常があります。 両眼でものを見ることはほとんどなく、片眼でものを見ます。使わない(使えない)方の眼が偏位します。偏位眼は右眼なら右眼が常に偏位している「片眼斜視」と、左右眼が交代に偏位する「交代斜視」があります。(ただし、一般的な斜視の場合です) ・斜位 眼位(外観) 眼位異常は潜在しています。見た目にはほとんどわかりません。 両眼視機能 両眼視は保たれています。 両眼でものを見ることができますが、潜在している眼位異常によりスムーズな両眼視機能が発揮できません。 |
眼科によっては「メガネ屋がプリズム矯正をするのけしからん!」と対応するところもあります。
だから、メガネ屋によっては眼科がらみのプリズム矯正に二の足を踏む場合もあります。
これは仕方ないですね。弱い立場のメガネ屋は眼科に睨まれるのは怖いですからね。
私はメガネ屋を非難する眼科さんに言いたい。「目的はなんなのか」をよーく考えてください。
ユーザー本位で考えれば、ユーザーさんが少しでも満足するように上手にメガネ屋を利用してくれればいいんじゃないの!目的が「眼科のプライドを守るため」では、悲しいです。
今回、I様のプリズム矯正に関して、眼科は「けしからん!」と言ったのか、それともユーザー本位の対応をしてくれたのでしょうか。
いずれにしろ、当店の目的は「眼科に睨まれないようにすること」ではありません。
なお、複視のすべてがプリズムレンズで解消されるとは限りません。
「正面を見た場合にはプリズムレンズが有効だが、側方視では複視になる」ということもあります。
斜視の種類や斜視の程度によってもプリズムレンズが有効でない場合もあります。というか深い抑制が入っている普通の斜視にはプリズム矯正はほとんど無効です。
片眼だけにプリズムレンズを入れたほうがいい斜視もあります。
I様は高校生ぐらいまでは視力は1.5〜2.0あったとのことです。
だとすれば、もしかしたら遠視があったのではないでしょうか。
軽い遠視だったとすれば、視力には問題ないし、調節力が旺盛な10代のころは近業もそんなに不自由ありません。
しかし、遠視が原因の内斜位は存在していた。
やがて、10代の終わりごろに眼の屈折は近視に移行したが、遠視だったころの記憶を脳は保持したままになっている。
眼位は内斜位が残ったままになっていた。
推測ですが、これも「近視で内斜位」になる原因の一つでしょう。
眼(外眼筋)のメカニズムからすれば近視は外斜位になりやすいのですが、「近視で内斜位」は外傷的因子は別としてハッキリとした原因がわかりません。
内斜位は外斜位に比較して、問題が発生しやすい眼位です。
・眼精疲労
・物が時々に二重に見える
・遠近感が悪くなる
など。
内斜位を補正する役目である外直筋の作用は内直筋に比較して弱いからです。
脳は基本的に複視を避けようとしますが、頑張っても力の弱い外直筋は悲鳴をあげます。
その悲鳴は身体の悲鳴に繋がります。
そういう日頃の外眼筋の負担があるきっかけで、大きく爆発することもあります。
近視で内斜位のかたの場合、違和感などの問題で掛けづらいことも予想されますが、できるだけ適切に眼位を整えておくことをおすすめします。
また、子供の遠視も問題が起きやすい眼です。
遠方の視力がいいからといって、正視とは限りません。ご注意を。
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