右眼の「乱視度数が弱すぎる」ことが理由だと考えられます。
A様は矯正視力(メガネを掛けての視力)に大きな問題はありません。
こんな場合、乱視を適切に矯正すれば問題の改善が期待できます。
しかし、乱視度数が大きく変化すると「乱視の空間視の違和感」が出てきます。
さー、ではどうするか・・・・!
主訴は「見えづらい」ですから、見やすさを優先してご提案していきます。
まず、乱視は完全矯正した度数、近視度数は1段階弱めた
R Sー4.00D Cー2.75D Ax92 ADD+2.50
L Sー3.75D Cー1.25D Ax80
ADD+2.50
の度数を試していただきました。
(近視度数をやや弱めたほうが近見には有利です)
装用テストでは「この度数なら、なんとか掛けられそうかどうか」のチェックもしていただきます。
遠見、近見の見え方もチェックしていただきました。
もちろん、「慣れやすさ」を優先するのあれば、乱視は強めないほうがいいです。
調製度数はA様のご判断で、上記の度数で決定しました。
その後、「具合が悪い」とのことで、近用の単焦点レンズに交換しました。
その単焦点レンズも具合が悪いとのことで、お電話をいただきました。
・自分の年齢で乱視を強めるのは無理でははいか。
・選択を購入者にさせるのは無理な話ではないか。今ままでは眼鏡店が決めてくれた。
・こんな違和感のあるメガネは初めてだ。
・ナナメに見える。
と。
A様には「眼鏡調製報告書」をお送りして、詳しいご説明はしていますが、再度、眼鏡調製に関する文章をお送りしました。
その件に関しまして、眼鏡技術者の浜田 清が再度ご説明させていただきます。
・背が高くなったように感じる ・床が遠くに見えるよう感じる
で、乱視度数の違和感は、乱視度数を弱めるか、抜くかにしたほうが少なくなるのも間違いありません。
見やすさ、視機能のことを優先的に考えるのであれば、できるだけ乱視はキッチリと矯正するべきです。(近視度数は弱めてもかまいません)
前回、
徐々に慣れていただければ、快適に見えて、正常な視機能を発揮することが期待できるのですが、「それはできない」とのことでした。
その場合は、乱視を弱めるか、抜くかの選択になりますが、そうなると本来の目的を満たすことができません。
次に、
当方が一方的に作ることはありません。
将来的なことも考慮に入れて、当方で複数のご提案し。お客様との話し合い、委ね合いでメガネを作っていきます。
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