眼球運動をつかさどる筋肉を「外眼筋」といいます。 外眼筋は、4つの直筋と、2つの斜筋で構成されています。 内直筋は主に内転および輻輳運動を行う筋肉で、眼筋の中では一番大きく、その作用も外直筋よりも強いです。 しかし、外直筋の作用は、内直筋に比較して弱いです。 だから内斜位のほうが問題が起きやすいです。 上下筋は、さらに弱いです。上下斜位のあるかたは、正常な眼球運動が阻害される確率が高くなります。 |
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19 外直筋 20 内直筋 21 上直筋 22 下直筋 23 下斜筋 24 上斜筋 正常な両眼視機能は、両眼の眼球運動が正常に働くことが条件です。 |
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←正面を見ている眼位です。 | |
両眼離反運動(よせ運動) ←寄り眼をしています。内直筋を使い「輻輳」をしています。 通常、寄り眼は簡単にできます。 (輻輳力が弱いかた、片眼の輻輳が苦手なかたなどもいます) |
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両眼離反運動(よせ運動) ←眼球を外側(耳側)に寄せる力を「開散力」と呼んでいます。 開散力は、輻輳力に比較して弱いです。 これほど、両眼の眼球が同時に外側に向く人はいません・・・多分。 (片眼が外側に向く外斜視のかたもいます) |
遠視の眼は絶えず眼の筋肉を使って調節をしている眼です。(未矯正の場合)遠くを見るときも調節しますし、近くものを見るときはもっと調節します。 調節に伴って、両眼が内側に寄る眼球の動き(輻輳)がおこります。 近くのものを見るために強く調節すると、強く輻輳されます。 すると、強い輻湊のために「調節性内斜視」になる恐れもでてきます。(お子様の場合) |
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遠視とは、眼が全く調節を行っていない(例えば無限遠方を見ている)ときに、眼に入る平行光線が網膜より後に結像してしまう状態をいいます。 この状態では、ものがハッキリと見えませんので、調節機能で焦点を網膜上にもってくるようになります。 常に毛様筋を使い眼が緊張しているため、眼が疲れやすくなります。 5メートル視力表での視力測定の結果がいいから正視だと勘違いしている人もいるようですが、視力1.2以上の人の中には、正視の人の他に遠視の人もいるので注意が必要です。 |
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