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高知 メガネのハマヤは、浜田清と久美+タカアキのメガネ店です。

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眼鏡作製技能士

浜田 清と浜田タカアキは、2022年11月に「眼鏡作製技能士」になりました。
「眼鏡作製技能士」について、当店ブログ(四国発 眼鏡屋の話)にアップしたコメントです。↓(令和4年8月7日~9月14日)


眼鏡作製技能士 
眼鏡レンズの進歩は目覚ましく、眼鏡技術者と眼 科専門医との連携はより重要になってきました。
今 回、眼鏡作製技能士が新設され、眼科専門医との連 携についても規定されました。  
「眼の健康を守る」という共通の目的の為に、眼鏡店と眼科医療機 関が連携することが大切である。  
眼鏡作製技能検定公式HPより  
  

この「連携」は、「眼科指定店」として眼鏡店と眼科が利害関係になることではありません。
眼鏡商人が眼鏡作製技能士になれば、不明朗なキックバックはなくなるでしょうか・・・・?  
では、どのような連携が望ましいのでしょうか。  

それは、「技術的な分野で連携する」ということになるのではないでしょうか。      
高知ではそういう連携が、はじまっています。  
眼科が苦手な分野である眼鏡調製のための「眼鏡処方箋」を発行するのではなく、「視力の情報提供」として「メガネ店でできるメガネ調製」はメガネ店に委ねてくれる制度です。  
遠近累進メガネなどは、メガネ店での微妙な度数調製などが必要になります。  

この制度は、メガネユーザー様とのお話合いで、用途、用法を考慮に入れてメガネ店でメガネを作ることができます。
 メガネユーザー、眼科、メガネ店(通販業者は除く)に大きいメリットがある制度で、かつ責任の所在もハッキリします。   良い制度が、全国的に広まるといいと思います・・・・。
メガネの話 2022年8月7日


眼鏡店には、目の病気のために見にくさが出てきた 人も多数来店されますが、眼鏡を作製して、多少で も見にくさが改善すると、治療の必要な人が医療機 関 を受診せず、治療の開始が遅れてしまうという問題 が残ります。  
眼鏡店における視力の測定は可能ですが、「診断を する」ことは医行為でありできません。  
また、視力 検査のみで病気の診断をすることができるわけでは ありません。
ここで大切になってくるのが、目の健康を守るとい う共通の目標に向かった、 眼科専門医と眼鏡作製技能士の連携です。(眼鏡作製技能検定HPより)
  

40歳を過ぎると、眼病になる確率も高くなります。  
病気が心配なかたは、眼科を受診してください。  
「病気はありません」という診断をしていただくと、メガネ店もメガネ調製がやりやすくなります。  

眼科専門医と眼鏡作製技能士の連携です。

メガネの話 2022年8月9日



眼鏡処方箋通りに作製された眼鏡が、必ずしも、常に最適な眼鏡 になるとは限らないので、眼科医や視能訓練士と意見を言い合え る良好な関係を持ち、お互いが「連携」することによって、最適な眼 鏡を作製することができる。(眼鏡作製技能検定HPより)

この「連携」は眼鏡店が「無料でレンズ交換」をすることではありません。
無料交換制度はキックバックが形を変えたものです。
無料で交換するから患者さんを回してね・・・・という。結局、そのキックバック代金は患者さん(メガネユーザーさん)の負担になりますから、こういう「連携」がいいわけがありません。
また、無料で交換したとしても、交換したレンズが具合よく掛けられる保証もありません。 
「眼鏡処方箋通りに作成された眼鏡は、最適な眼鏡になるとは限りません」ということは、「基本的に眼科医は眼病を治すプロであって、メガネユーザーが快適が視生活を送れるようにするプロではない」からです。

「意見を言い合える関係」も悪くはないのですが、眼科と眼鏡店では専門分野が違います。
分野が違うと、専門用語などにも違いがあり、話がかみ合わない部分が多くなります。
ですから、「餅は餅屋」の「連携」ほうが最適な眼鏡を作製できるのではないでしょうか。

メガネの話 2022年8月12日


一方、眼科専門医に求められていることは、眼鏡 を作製する時には、必ず、元の眼鏡店へ顧客を戻す というUターン紹介です。
顧客が眼鏡店に戻った時 、眼鏡技術者がその方の眼の状態を理解していれば 、顧客との信頼関係が深まると考えられます。 (眼鏡作製技能検定HPより)

 
信頼関係は技術的な要素で、眼科、眼鏡店が繋がることで生まれます。
ここは、「キックバックで繋がる利害関係はよくないと考えられます」も書いてほしかった。
その関係は顧客との「不信感」が深まりますからね。 
「眼鏡作製技能士」が誕生することにより、良くない関係は淘汰されるでしょうか・・・・。
また利害関係で繋がっている「眼科指定店」はどうなるのでしょうか・・・・?

メガネの話 2022年8月16日



眼鏡店で眼鏡処方箋に記載された内容を変更する ことはできないため、眼鏡処方箋の内容に不備があ ると思われた場合は、発行した医師に問い合わせる ことが大切です。(眼鏡作製技能検定HPより) 

「問い合わせることが大切です」と言われても、電話での問い合わせは気軽にはできない・・・・。
病院の休診日はどうするの。屈折検査などは、医師ではなくほとんどが看護士さんなどがやっています。
医師に問い合わせても・・・・。

診療中に医師を呼び出してもいいの、患者さんにも迷惑がかかるだろうに。
「そんなことは、そっちで勝手にやってくれ」と言われそうだし、「それなら再度病院にきてください」と言われるかもしれない。
どうも医師への問い合わせは気が重い。(-.-)
やはり、病気の治療を目的とするものではなく、大人の普通の眼鏡処方はメガネ店に委ねてほしいと思います。 

「不備があると思われた場合」というのも抽象的でわかりづらい。
あきらかな表記ミスなどは「不備」ですが、遠近累進眼鏡が希望なのに、・遠用度数 ・近用度数しか書いていない処方箋は「不備」ではないのだろうか。

遠用度数と近用度数との差を「加入度数」としていいものだろうか?その処方は「内容的」に不備ではないのか。どうもハッキリしていません。
その「不備と思われる」ものを具体的に示してくれることが大切だと感じます。

メガネの話 2022年8月19日


眼鏡店で眼鏡処方箋に記載された内容を変更する ことはできないため、眼鏡処方箋の内容に不備があ ると思われた場合は、発行した医師に問い合わせる ことが大切です。(眼鏡作製技能検定HPより)
 
「内容」に不備があるかどうかは、屈折検査、眼位検査、PD(瞳孔間距離)測定をしてみないとわかりません。
「内容」を変更することができないのに、不備をチェックするためにメガネ店でそこまでしますか?
眼鏡作製技能士は、そこまでする義務はあるのだろうか?ウーン、・・・・( 一一)

メガネの話 2022年8月22日



眼鏡店で眼鏡処方箋に記載された内容を変更する ことはできないため、眼鏡処方箋の内容に不備があ ると思われた場合は、発行した医師に問い合わせる ことが大切です。(眼鏡作製技能検定HPより)
 
そもそも、眼科と眼鏡店では屈折検査の目的が違います。
眼科では、矯正視力(メガネを掛けての視力)がどれぐらい出るか、が大事です。
眼鏡店では、「快適に掛けやすい」「見やすい」「慣れやすい」「違和感が少ない」など、将来的なことも考慮に入れて、用途、用法に応じてメガネを調製していきます。
メガネはどこかが良ければ、どこかが悪くなる点もあります。
メリット、デメリットを天秤にかけて、メガネを作ることが大事です。 

たとえば、「老眼鏡は30㎝で検査することにきまっています」と言う眼科もあります。
40~50㎝で使うことは許しませんよ・・・・と。
遠近累進メガネは、ダメ!と決めつける眼科もあります。
ユーザーの使用目的に応じた「実用的なメガネ調製のための処方」は眼科は苦手という現実があります。

それは、眼科は病気を治すことが本職だからです。
専門や目的が違うものをどこでどう折り合いをつけるのか・・・・メガネユーザーさんのためになる眼科と眼鏡店の「連携」とは。

メガネの話 2022年8月26日



眼鏡作製技能士は、眼鏡処方の内容に不備があると思われた場合は、眼科医師に問い合わせしなければいけません。

乱視について
眼科の発行した眼鏡処方箋では、乱視軸が90°や180°で処方されていることが多いです。
しかし、人間の眼はピッタリ水平乱視、垂直乱視は意外に少ないです。たとえば乱視軸が90°方向でもキッチリと測定すれば85°の乱視というのはよくあることです。
本当は乱視軸が85°の眼を90°でメガネを作ってしまうと、乱視が強ければ強いほど見え方の矯正効果がおちてしまいます。

眼科ではクロスシリンダーで、細かく測定しているところは少ないです。
それは、眼科はそもそも病気を治すのが本職ですから、メガネ調製のための細かい度数合わせに時間がとれない(とらない)場合が多いからです。
 乱視軸の違いなども「内容の不備があると思われた場合」と考えていいものだろうか?「本当の乱視軸は85°ではないでしょうか」と問い合わせをするのは「指摘」になりそうだし・・・・。

眼科からは、「何をエラソーに」と睨まれませんか・・・・( 一一)睨まれても平気なメガネ屋って少ないですよ。

メガネの話 2022年8月28日




眼鏡処方箋には記載不備がちょくちょくあります。↑(左 円柱の符号が書かれていません)
こういう不備は、すぐにわかります。
しかし、乱視軸の記載ミスなどは簡単にはわかりません。
たとえば、本当の乱視軸が100°のところを180°と記載されていても、処方箋を見ただけではわかりません。
処方箋に記載された内容を変更することはできません。
不備があるとも思えないのでメガネ店では180°で調製します。
 調製後、「180°は記載ミスだった」と不備が判明したとしても、まったく責任をとらない眼科もあります。

それどころか、そのミスを帳消しにするために、メガネ店に無料でレンズの交換を要求する眼科もあります。(-.-)
(ミスしたって平気。無料で交換してくれるメガネ店がいるので・・・・と、この眼科はミスが多いかも知れません)

 国家検定資格である「眼鏡作製技能士」は、そういう要求に応えないことが大事です。

メガネの話 2022年8月30日 



眼鏡店で眼鏡処方箋に記載された内容を変更する ことはできないため、眼鏡処方箋の内容に不備があ ると思われた場合は、発行した医師に問い合わせる ことが大切です。(眼鏡作製技能検定HPより)

 眼鏡処方箋に記載されているのは「調製度数(実際に作る度数)」しか書かれていない場合がほとんどです。
これでは、不備があるかどうかを判定するは困難です。 
・本当の患者さんの度数(完全矯正度数)はどうなのか。
・完全矯正度数よりも弱めているのか。
・患者さんのメガネの使用目的、用途、用法はどうなのか。矯正視力(メガネを掛けての視力)はどれぐらい出ているのか。
・左右の視力バランスなどは取れているのか。
・無限遠の景色などの見え方チェックはしているのか。
・前眼鏡を考慮に入れた度数なのか。
・眼位(視軸の向き)はどうなのか。眼位を考慮に入れた度数なのか。
・PD(瞳孔間距離)は、眼位を考慮に入れた設定か。

そういう検査等の情報がありませんから、患者さんに疑問点や不安点を尋ねられても「病院にお尋ねください。
不備があるかどうかは当方ではわかりかねます」とお答えするしかありません。
しかし、眼科医への質問は気軽にできない現実もあります。
検査内容等をすべて記載した眼鏡処方箋を発行してくれればいいのですが・・・・それは無理でしょう。

メガネの話 2022年9月2日


眼科発行の眼鏡処方箋でメガネを調製。その調製度数では「具合が悪い」となった場合。処方責任は眼科医師にあります。
しかし医師は結果責任を問われません。


眼鏡店で眼鏡処方箋に記載された内容を変更する ことはできないため、眼鏡処方箋の内容に不備があ ると思われた場合は、発行した医師に問い合わせる ことが大切です。(眼鏡作製技能検定HPより)



この記述は、結果責任は「問い合わせをしなかったメガネ店にある」でもない。(多分)責任の所在があいまいです。(-.-)
 やはり、責任の取り方としては「メガネはお客様との共同作業で作り、共同責任になります」がベターです。
メガネ店でできる普通の処方(治療を目的とするものではない)は、眼鏡作製技能士のいるメガネ店に委ねてもらいたい。
そのほうが国民の利益になります。 

「病気のことは眼科さんに、メガネのことはメガネ屋さんに、眼鏡作製技能士は眼科と連携します」となることを願います。

メガネの話 2022年9月4日


眼鏡作製技能士に求められる眼科医との連携
⚫ 眼鏡処方箋に基づいた眼鏡作製が必要な場合
① 眼の状態が疑わしい場合 (眼疾がありそうな場合)、
② 幼児・学童に作製する場合、
③ 遠用もしくは近用眼鏡を初めて作製する場合には、 眼科専門医へ紹介し、眼鏡処方箋に基づいて眼鏡を調製する。(眼鏡作製技能士公式HPより)
 

①と②の連携はいいとしても③のメガネユーザーさんが「眼科受診必須」になると、益々眼科は混雑します。
それでなくても眼科は患者さんで溢れているのに、それでいいんですかね・・・・。
「必要な人だけ紹介する」ではいけませんか!病院がキライな人もいますし、そもそも「病院は危険なところでもある」という医師もいます。
そんな危険なところに半強制的に行かせるよりも、任意のほうがいいと思います。 

それと「遠近両用眼鏡」が初めての場合は、紹介しなくていいの?「メガネを初めて作る場合は、遠近両用メガネになります」というのは何だかオカシイ・・・・。 
「眼鏡処方箋に基づいて調製」も抽象的です。
「眼鏡処方箋に基づいて、眼鏡店で度数を調製してもいいものかどうか」

しかし、眼鏡作製技能士は「眼鏡処方箋に記載された内容を変更することはできない」とされています。
「ただし、記載内容不備などがある場合は医師に問い合わせをすることが必要である」とも書かれている。
ウーン、微妙・・・・( 一一)

メガネの話 2022年9月6日

 
一方、眼科専門医に求められていることは、眼鏡を作製する時には、必ず、元の眼鏡店へ顧客を戻すというUターン紹介です。顧客が眼鏡店に戻った時、眼鏡技術者がその方の眼の状態を理解していれば、顧客との信頼関係が深まると考えられます。(眼鏡作製技能検定HPより) 

Uターン紹介、賛成です。信頼関係が深まるのは間違いありません。
 一方、いつのころからか、全国的に「無料保証のあるメガネ店へいきなさい」とアドバイスをする眼科が増えてきました。その関係は「不信」に繋がります。高い倫理観が求められる眼の専門家の眼科医師が、それでは困ります。

メガネの重要性を考えるなら「表面的な安さなどに惑わされず、調整をキッチリやる店で、信頼のおけるアフターケアのしっかりした店を選んでください」と、光学的、力学的など総合的な面から判断してメガネ店選びのアドバイスをしてもらいたいです。 
当店は弊害の多い「眼鏡処方箋無料保証」はしていません。それでもUターン紹介してくれるでしょうか・・・・・。

メガネの話 2022年9月10日


眼鏡作製技能士の理念は、「目の健康を守るとい う共通の目標に向かった、 眼科専門医と眼鏡作製技能士の連携です」

眼科と眼鏡店の連携が大切なのは前からわかっていました。しかし、技術的な連携をしたくても、してくれない経済的な事情(利害関係)もありました。
それで、「眼鏡調製報告書」を送ったりしてみました。
「技術的な連携をしていただけませんか」と。
しかし残念ながらこの時(事例1)は、お返事はいただけなかったです。
おそらく報告書はゴミ箱へ直行したのでしょう・・・・( 一一)技術的な連携は難しい現実がありました。



当店HPより事例1
眼鏡処方箋をご持参のお客様。お客様の使用目的などをお訊きしますと、遠近累進メガネが適していました。
しかし、処方箋には遠用度数の記入しかありません。
このままでは遠近累進メガネは調製できません。
再度、眼科に行っていただくという方法もあるのですが、「遠近累進メガネは、当店で測定させていただいたほうが、当店は安心して作ることができます」とご提案しました。
その場合はお客様との共同作業でメガネを調製し、お客様と当店の共同責任ということになります。
責任の所在がハッキリしますから、その点でもお客様にとって好都合です。

お客様のご判断で、当店処方で遠近累進メガネを調製することになり、詳しい検査をしました。
検査の過程などは、こちらをご覧ください→「眼鏡調製報告書」←クリック
眼科には「当店が調製責任を持ちます」と同じ内容の報告書を送りました。




朗報として令和の時代になってからは、技術的な連携を積極的にしてくれる眼科がでてきました。これは理想的な連携で、メガネ難民と言われるかた(眼科処方で調製したが、具合が悪い。レンズ交換をしても同じこと)が確実に減少します。
国民の利益になります。

メガネの話 2022年9月12日


眼科専門医と連携して眼の健康を守ることが、眼鏡作製技能士の大切な職務のひとつである。
・「眼の健康を守る」という共通の目的の為に、眼鏡作製技能士は眼科専門医と連携することが大切です。
(眼鏡作製技能検定HPより)


 
まとめ
「お互いの利益を守る」という共通の目的の為に、眼鏡作製技能士は眼科専門医と連携してはならない。眼鏡作製技能士は、「眼鏡商人」ではなく、国家検定を持った「専門職」になるのですから。

その職務は崇高なものでなければならない。

 眼鏡作製技能士が誕生することにより、眼科と眼鏡店の良き関係が構築できるでしょうか。
本当に「眼の健康を守る」ために、連携できるでしょうか。
眼鏡作製技能士は、「コンプライアンスを厳しくしましょう」ということですが、眼科との不明朗な関係が払拭されるでしょうか。 

さてこの先どうなりますことやら。

メガネの話 2022年9月14日




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