斜視や斜位を矯正するには、プリズムレンズを使用する場合があります。 また、複視を解消するための光学的対応として、プリズムレンズを選択することもあります。 プリズムは、在庫レンズでプリズム加工をすることもできます。(そもそも眼鏡レンズはプリズムレンズの集合体です) 在庫レンズでプリズム加工が難しい場合は、メーカー特注でプリズムをつけていきます。 しかし、メーカーでつけられるプリズムには上限値があり、大きなプリズム量は制作できません。 大きなプリズム量を必要とする場合は「フレネル膜プリズム」をつかいます。
フレネル膜プリズムはレンズに貼りつけて使用します。 特長は、 ・プリズム度数が強くても、厚みが均一で非常に薄いです。 ・交換も容易にできます。 ・必要時だけ貼ることもできます。 ・レンズの半分だけ貼るなどの色んな貼り方ができます。 などの特長がありますが、大きな欠点は「解像度が落ちる」ということです。 プリズム度数が強ければ強いほど落ちます。 フレネル膜プリズムをカメラレンズの前にあてがって撮影してみました。 8△、10△、15△、20△、30△ |
||
---|---|---|
0△プリズム | ||
8△プリズム | ||
10△プリズム | ||
15△プリズム | ||
20△プリズム | ||
30△プリズム |
フレネル膜プリズムと「ディグリーフリップ」を組み合わせて使うこともできます。 遠方と近方では眼位が大きく違うかたなどに・・・。 |
複視7へ |
浜田 清の知恵へ |
〒781-2105
高知県吾川郡いの町新町66
TEL.088-892-0171
定休日 毎週木曜日・第三水曜日
営業時間 午前9時〜午後7時